ひざの痛み -ライド中に気をつけること-
期せずして3部作となった「ひざの痛み」についてのブログ。
痛みの原因とケアについて触れた前回、そして最終回の今回は「痛くならないため」もしくは「痛みが出た時」にライド中で気をつける事をまとめてみました。
寒くなる季節に注意!
特に秋の「これから寒くなる」という時に「膝が痛いんですけど・・・」と相談を受けることがとても多くなります。
夏の身体が動きやすい状態の感覚のまま、強い負荷のワークアウトを寒い時期に行う事で、膝だけでなく他の部位への故障をしてしまうケースがものすごく多いんですね。
「寒い時期は過度な負荷を与えない」
どんなにハードなワークアウトをこなしても、怪我で休養してしまっては元も子もありません。
「まずは故障しない。」を基本方針に取り組みましょう。
ポジション変更に注意!
シーズンオフにフィッティングを行うという方も多いかと思いますが、その際に気をつけないといけないのが、ポジション変更してからのワークアウト負荷。
ほんのわずかなミリ単位の変更であれど、何時間も継続して負荷を掛け続けるとひずみは大きくなります。
新しいポジションに身体が慣れていない状態で過負荷を掛ける事は厳禁!
「焦らず、徐々に慣らしていく」ようにして、不用意な怪我を防ぎましょう。
最後はテーピング!
本来、怪我をした時には安静にすべきですが、怪我からの回復期などで乗り出しを行う際は関節の安定を促す意味でテーピングを行うのは有益です。
気をつけなければいけないのは、テーピングの強度。
長時間の負荷が掛かり続けるスポーツバイクの特性上、あまり強くテーピングを行うと、逆に負担増となってしまうことも。
できるかぎり「ふわっ」と「なんとなく支えている」という感じでテーピングするのがポイントです。
オススメはサポーター!
テーピングの有効性はわかるのですが、練習の度にテーピングするのはコストも掛かるし、なにより「めんどくさい」(笑)
そんな時に有効なのが「サポーター」ですね。
ここでもポイントは「しっかり固定しない」という点。
私の経験で言うと「一番サポートがゆるいモデルの最大サイズ」がベストでした。
個人的にオススメなのが「ZAMST」の「SK-1」という最もソフトなタイプ。その最大サイズ「3L」がビンゴでした。
それこそサポーターだけで10万円以上費やして、最終的に行き着いたモデルです。(同じものを10セットは大人買いしたものです)
※「膝が痛い」という方にお薦めすると、必ずリピート買いされる逸品でした。
が、残念な事に廃盤となり、今では手に入らないんですよね・・・
ということで、妥協してZAMSTの現行モデル「Bodymateモデル」を使っています。サイズはもちろん最大の「LLサイズ」本当ならば3Lくらいがあると良いんですけどね。
前回のブログでも書きましたが、あくまでもケアが重要です。
その上でライドの時にも上記のような点を考慮する事で、スポーツバイクライフがより充実したものになると思います。
健康で長くスポーツバイクを楽しめるように。
膝の痛みとうまく付き合っていきましょう!