グラベルロードのススメ -オフロードトレーニング!-
オフロードのススメ
さて、前回のブログで「上半身(身体全体)を使ってライドしましょうね」という事をお伝えしましたが、最後にちらっとお話ししていた「オフロードのススメ」について、今回は詳しく・・・
私自身がオフロードからスポーツバイクの世界に入ったという事もあるんですが、「自転車を走らせる」という基本動作を手っ取り早く習得するにはMTBをはじめとしたオフロードが効率的だと思うんです。
「スタンディングってできますか?」
と、フィッティングをした際、いつも問いかけるんですが、結構「やったことない」、「意識したことない」という方が多いんですよね。
”スタンディング=バイクの重心に立つ”
MTBを始めたらまずはここからスタート、その次はウイリーという感じでステップアップしていくんですが、まぁ、ロードバイクで舗装路を走るだけなら、必要なさげなスキルだったりしますよね。
ライドスキルを磨くなら・・・オフロード!
前回のブログでも書いたように、「結局走るなら、ラクして進むほうが良い」つまり「効率的なペダリングの方が良い」というのは誰でもわかる事。それを認識して形にするやり方が、わかりづらいのではないでしょうか。
で、答えは「オフロード」なんですよね。そこでお薦めしたいのが、今、流行りのグラベルロードだったりします。
「MTBだとトレイルに行くまでがしんどい」、「そこまでがっつりオフロードを攻めない」
店頭でお客様とお話ししていると、往々にしてそういう言葉をいただきます。そういう方がこぞってお求めいただくのが、グラベルロード。
世界最大のグラベルレース 北米カンザスの大平原を駆けるアンバウンド・グラベル
世界でもっとも有名なグラベルレース、Unbound Gravel (アンバウンド・グラベル)が6月4日に開催された。アメリカ・カンザス州のフリントヒルズと呼ばれる地域のグラベルロードを走る過酷なレースに約4,000人が挑戦した。
https://www.cyclowired.jp/microsite/node/369345
スポーツバイクという文化が浸透している欧米では上記のようなグラベルレースが本格化しているのですが、なかなか日本ではここまで大規模なイベントはフィールド的にも難しい・・・
でも、河川敷でも良いんです。簡単な砂利道でもたぶん、スタンディングをしたことがないロード乗りの人なら、目からウロコなバイクの動きが堪能できるはず。
一度試してほしいのが、”砂利の坂道でのダンシング”
「後輪を滑らさず、尚且つ、ペダルにかけたトルクをチェーンにスプロケットにホイールに伝達していく」
そのイメージをしながら、どうやったらバイクが進むのかを手探りで見つけていく。
例えばこんな雪の上だと、常にバイクは滑りっぱなし。雑に動くと全くバイクは進みません。
けれど、丁寧に、まさに人馬一体になれると、自然にバイクは進んでくれます。
遊びながら、自然とバイクの進め方が身につく。それがグラベルロードの一番のメリットかもしれませんね。
どんなモデルが良いの?
さて、そんなグラベルロードをお薦めするもう一つの理由が「安いこと」だったりします(笑)
42kmクラス優勝 山本朋貴さん(ストラーダバイシクルズ) 愛車はキャノンデールTOPSTONE CARBON
https://www.cyclowired.jp/image/node/308134
私がSDA王滝で乗ったキャノンデールのTOPSTONE CARBONのように、レースを狙うようなモデルだと諭吉さんはいくつも飛んでいきますが・・・
Cannondale Topstone 4 \135,300
https://www.cannondale.com/ja-jp/bikes/road/gravel/topstone-alloy/topstone-4
アルミモデルだったら、このプライス!パワーメーターよりも安かったりします(苦笑)
この際、できるだけメインバイクとよく似たジオメトリのものを選ぶようにしてくださいね。
もちろん純然たるロードバイクとグラベルロードではジオメトリがまったく同じということはありませんが、最低でも「スタック」と「リーチ」は近いのものを選びましょう。そうすれば、乗り換えた時の違和感は最小限に抑えられます。
探せば意外といろんなブランドから、お手頃なモデルが用意されているグラベルロード。
ジオメトリを含め、くわしいことは最寄りのスポーツバイク専門店(できればMTBに強いお店)へ!
ストラーダバイシクルズでは私がお待ちしております。ぜひ、お越しをお待ちしてまーす(笑)